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時計のケアで大切なのポイントとは。


「若い人たちのための若い製品を作らなければならない」と勘違いしている人々がいますが、それは間違いです。人々と接するとき、彼らにとって自然な方法でそうしなければなりませんが、同時に自分自身には忠実でなければなりません。何か違うことをしなければならないということではありません。古典的な製品なのであれば、それに適した方法でプレゼンテーションすればいいのです。


プラチナ製のカルティエのポケットウォッチ。1910年にエドモンド・イェーガーが特許を取得したケースデザインを採用した。

カルティエはとても古くからある会社で、20世紀にラグジュアリーを発明した会社のひとつとして知られています。しかし、非常に適応力が求められたと思います。これほど大きく、歴史があり、名声のある会社からは想像もできなかったことです。
 伝統とは進化させるものであり、常に変化していくものです。そうすることで、常にインスピレーションの源となる豊かさが生まれるのです。

 例えば、『サマータイム』のような古いジャズから、それに忠実でありながら絶対的に新しいものを作りたいと考えたときに、何か新しいアレンジを見つけることができます。そして、美しいものを作る立場に立ったとします。クラシックは必然的なものです。私たちの心や記憶の中に、常に存在しています。その伝統を正しく生きる方法を知っていれば、それは未来への素晴らしい源泉となるでしょう。

BY YU SEKIGUCHI
ここ数年は、特に伝統的なアイコンウォッチにフォーカスされているように感じます。そこに注力される理由を教えてください。
 カルティエは、力強くタイムレスなデザインで知られています。そのデザインによって、バランスを保持しつつ象徴的なクリエイションを生み出すという比類なき財産を築いてきました。2017年の「パンテール ドゥ カルティエ」、2018年の「サントス」や「ベニュワール」、そして昨年の「パシャ」などのアイコニックなウォッチのリニューアルに続き、今年は新たな解釈がなされた「タンク」ウォッチ。 モノクロームカラーダイヤルのモデルについては、1980年代の「レ マスト ドゥ カルティエ」から発表されたモノクロームのウォッチにインスピレーションを得ています。

 また「カルティエ プリヴェ」コレクションからは、伝説的なデザインをもつウォッチも登場しています。世代を超え、普遍的かつ魅力的でひと目でカルティエ ウォッチと分かるコレクションを数多くもっていることは私たちの誇りです。そして、これらのオリジナルデザインを踏襲しつつも新たに作り上げることにより、自らの財産を活かしています。

 全体としては、時を超越し、長く使えるタイムピースを生み出すことで、カルティエらしさを維持しているのです。

Cartier careによるメーカー補償の長期化でメゾン側にもたらされるメリットはありますか?
 ここ数年、私どもは製品のアップグレードを強化するとともに、提供するサービスをより豊かにしてきました。2019年のカルティエ ケアの発表は、まさしくこの流れであり、顧客一人一人にパーソナライズされたサービスやアドバイスをしています。また国際保証の期限も最大8年間まで延長することが可能です。これによって、顧客の方々と末永いケアが可能な、パーソナルな関係性を築き上げることができるのです。

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