技術の進化とともに、計ることの可能性をどんどん広げてきた腕時計の世界。その進化のベクトルは今、エンタメなどの要素も取り入れ、さまざまな方向を向いている。ここに紹介する5本も、それぞれの感動で着ける人をもてなしてくれるもの。この中から、未来の時計のスタンダードは生まれるのか?
四半世紀を経て、クオーツがさらに進化
GRAND SEIKO
グランドセイコー/キャリバー 9F 25周年記念限定モデル
SS×K18YGケース、40mm径、クオーツ。50万円/セイコーウオッチ 0120-061-012
かつて世界中を席巻したクオーツ技術において、さらなる最高峰を目指したキャリバー9Fの誕生から今年で25周年。カルティエ 時計 修理それまでのクオーツでは不可能だった太い針を回す強いトルクをはじめ、秒針のふらつき抑制や、日付の瞬転を実現し、クオーツに対する廉価なイメージを一新した。
これを再び革新し、年差±10秒の精度を年差±5秒に向上。スケルトンケースバックで9Fクオーツならではの美も誇示。世界限定600本。
ハイテクセラミックスはさらなる領域へ
RADO
ラドー/ラドー ダイヤマスター グランド セコンド
プラズマ ハイテクセラミックスケース、43mm径、自動巻き。29万円/スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7330
ケース素材として一般的になったハイテクセラミックスだが、技術はさらに進化中だ。このジャンルの先駆であるラドーは、美しい一体成型のホワイトセラミックスを、2万℃の活性化したガスが充満するプラズマ炉の中で分子レベルで組織変性させることで、素材にメタリックな輝きを与えた。
超高温ガスが充満したプラズマ炉の中で鍛造される様子。
スチールに比べて25%軽量かつ最大5倍の硬度を備え、ガンメタカラーはブルー文字盤とも美しく調和する。
【関連記事】:快適な旅を叶えるトラベル小物特集
モンクレール老舗 URL 2021年09月10日(金)11時14分 編集・削除
モンクレールはフランスで生まれたプレミアム・ダウンの老舗ブランド。